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あけましておめでとうございます。
ADの下村です。
今年の1本目も、変わらず映画ネタでお贈りしたいと思います。

さて、少し前の話になるのですが、昨年の10月に初めて体験する鑑賞法で映画を楽しんできました。
観た映画はF.コッポラの出世作、『ゴッドファーザー』。
イタリアンマフィア同士の終わりなき報復劇を描いた名作です。

なにが普通と違うか…というと、
映画の全編を、セリフや効果音はそのままに、
BGMをフルオーケストラの生演奏で鑑賞するというものなんです。
ゴッドファーザーといえば、映画史に残る名曲、「愛のテーマ」が有名ですね。

ゴッドファーザー 「愛のテーマ」

どこでもらったものか忘れてしまいましたが、
この上映を知ったチラシはこちら。
IMG_2340
マーロン・ブロンド、渋いです。。

私は学生の頃にゴッドファーザー三部作を観たのですが、
すでに映画の記憶もあいまいになってしまっており、
コンサートホールでのオーケストラ演奏付き上映という、未知の感動をぜひ体験してみたく、
ちょっとお高めなチケット代には目をつぶり、鑑賞することに。
ちなみに、チケット代は S席…9800円、A席…8800円、B席…7800円
なかなかの金額です。。が、せっかくの機会なので、一番良い席を選びました。

この「シネマコンサート」形式の名作上映会、
アメリカやヨーロッパでは大いに盛り上がっており、
これまで「ティファニーで朝食を」「E.T.」「レイダース/失われたアーク」といった数々の名作を
コンサートホールで上映、欧米の新しいトレンドとなっているとのこと。
日本へは2013年に上陸、これまでに「サイコ」「雨に唄えば」などが上映され、
大盛況で迎えられたと。なんと、初耳でした…!

そして、待ちに待った当日、会場となる東京国際フォーラムへ向かいます。
開演まで1時間、すでに大勢の人々が列を作って開場を待っていました。
さながらコンサート開始前の風景。さすがに年齢層はちょっと高めです。
心なしか皆さんおしゃれ着を身にまとい、
クラシックコンサートを聴きにきたような上品な佇まいの方が目立ちます。
全編177分と長い映画ですので、間に休憩が設けられているところもコンサート気分を盛り上げます。

収容人数約5000人の国際フォーラムAホールには、
ステージのかなり上方にスクリーンが張られており、
その真下にオーケストラが座るような配置になっています。
スクリーンは、一般的なシネコンに比べると、会場の広さと相まって非常にこじんまりとして見えます。

上映時間に合わせて指揮者、オーケストラの方々がステージ上に登場するのを拍手で迎え、
チューニングが済んだところで本編の始まりです。
上映中、楽団員の方々はあたりまえですが指揮者のみに注視しており、
指揮者は上方のスクリーンを確認しながら演奏のタイミングを合わせて指揮棒を振る、
そんな技巧に感動です。

最初は、こちらの意識もどうしても映画本編より、
どんな風にオーケストラが演奏をするのかに注目してしまい、
スクリーンを観ながらもオーケストラの挙動に気を取られていました。
ただ、生演奏ならではの音響にうっとりしながらも、
実際に本編中でBGMが使用されているシーンはとぎれとぎれですし、
オーケストラが演奏するステージ上は本当にかすかなスポットが当たっているだけで、
あくまで映画の引き立て役であるBGMたらんとするその控えめな姿に、
だんだん意識は映画の本編に引き込まれていきます。。
生演奏をウリにしたシネマコンサートではありますが、
主役は映画、というスタンスが印象的でした。

その分、エンディングのクレジットロールでは、
再び意識はオーケストラの演奏に集中、
テーマ曲の盛り上がりはさらに心に響くものがあり、感激。
こうして4時間ほどの贅沢な時間は終了しました。

このゴッドファーザーの後、11月には「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、
「2001年宇宙の旅」がこのシネマコンサート形式で上映され、
今年4月に「タイタニック」が予定されています。
日本人の琴線を刺激する作品選びもニクいですね。

名作映画にはその映画を引き立てる名曲・名テーマがつきもの。
みなさんもぜひ、思い出の作品をフルオーケストラで鑑賞してみてはいかがでしょう。
きっと、新たな感動が得られることと思います!

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