こんにちは。最近ついに眼鏡デビューを果たした浅川です。
ちょっと時間が経ってしまいましたが
みなさんは、GWはどのように過ごしましたか？
私は、富山県に「ホタルイカの身投げ」を見に行ってきました。
「ホタルイカの身投げ」というのは、
3月～5月の富山湾で、産卵のために深海から海岸近くまで上って来たり産卵を終えたホタルイカが、
波によって海岸に打ち上げられることを言います。
その様子は『 海岸線の砂浜に延々と続く、身投げしたホタルイカの青白い光がとても幻想的で、
初めて見る人はきっと言葉を失うくらいの神秘的な光景。』
と、言われているそうです…。
そんな美しい光景を一度この目で見てみたい。
あわよくば沢山の尊い命タモですくい上げて、
日本酒と一緒に美味しく頂きたい…。（こっちのほうがメインかもしれない）
私はよくわからない欲望に突き動かされ、
仕事帰りに北陸新幹線で富山市に向かいました。
とはいえ、ホタルイカがシーズン中いつでも海岸付近に
あがってくるわけではありません。
それにはいくつかの条件があるようです。
地元の方によると
・新月前後（月の見えない夜）の日
・深夜から未明にかけて満潮になる日
・晴れていて海中がきれいな日
・南よりの風が吹いている日
・波が穏やかな日
というのが、「ホタルイカの身投げ」が見られる良い条件とのこと。
富山湾付近に住んでいるのであれば、
その日の気候がベストかそうでないか判断できるのですが、
与えられたチャンスは2晩のみ…。これは私のイカ運に頼るしかないようです。
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1日目
「新月」で「満潮」の日時に合わせて行ったのですが
天気はあいにくの雨。しかも強風が吹き荒れ、海も時化ていて
「かなり条件が悪い日」でした。
それでもここまで来たからには！！と、
3mは軽く伸びるホタルイカ用の「タモ」と
強力なライト（光でイカを集めます）を持って、
車をガンガン走らせ、2箇所の港をはしごしました。
（富山在住の友人に頼りっぱなしでしたが）
荒れる海にさらわれない様にビクビクしながら
1時間半ほどねばった結果は、惨敗…。
一匹も掬うことも、見つけることもできませんでした…。
ほ、ほんとうに来てるの？ホタルイカ。
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2日目
次の日の昼間は
滑川市にある「ホタルイカミュージアム」に行き、
水槽に泳ぐホタルイカを触ってみたり、
実際に光る様子を見たりとホタルイカの生態をみっちり勉強しました。
ホタルイカバーガーと沖漬けも食べました！（美味！）
さらに、昨日ホタルイカ掬いに行った人たちの情報をSNSで入手し、
どこの浜に一番ホタルイカが現れそうか
アタリをつけて夜中の満潮時に備えました。
そして夜、八重津浜という掬い人たちに大人気の砂浜に車を走らせたところ…
深夜にも関わらず、浜の近辺の駐車場や路肩には車がびっしりと駐車されていて、
タモを持ち長靴を装備した本気度の高い人・人・人…！
小さい子供もいれば、大学生風の団体、熟練のおじさんなど、年齢層もさまざまです。
「これならイケる！ホタルイカに会える予感しかしないよ！」
とガッツポーズをしたのもつかの間…
人はたくさんいるけど、ホタルイカが全く探せません…。
いるにはいるようなのですが、波が高く海の中に入って行けない。
というか、結構塗れる。太ももくらいまでは海水で濡れ、とても寒い…。
今夜も、一匹も見れないのか…
そう、諦めかけてた矢先、
「あ！！！居た！！」と友人が叫びました。
波打ち際の私の足元に一匹のホタルイカを発見！！
慌ててタモをで掬い上げ、なんとか捕まえることができました！！
「ホタルイカミュージアム」に居たイカよりも活きのいい大きなホタルイカ！かわいい！！
私たちはそのホタルイカを「イカ美」と名付けました。
その後、友人宅にイカ美一匹を連れて帰り
泳ぐ姿を愛でたり、部屋を暗くして光る様子を観察したり、楽しい時間を過ごしました。
そして…
イカ美の命を頂きました。（アヒージョにして4人で）
命を全うする寸前、
イカ美の体が蛍光灯の下でもはっきりわかるくらい、蒼く激しく光りました。
その光はなんともせつなく…
でも新鮮なイカ美は本当に美味しく…
己の業の深さというものを感じた夜でした。
とは言え、
本当に楽しかったホタルイカ巡りの旅。
来年こそは大群を見てみたい。リベンジできるかな…。
以上、ここまでお読みくださり
誠にありがとうございました。
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とっても参考サイト↓
氷見の民宿青柳さん
http://himi-aoyagi.com/hotaruika_link.html
※あと、「ホタルイカ 瀑湧き」で検索するといい感じの動画も見られますよ。
