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sato sato
2017.04.09 (日) Category:アート

ご無沙汰しております。佐藤です。
憎き花粉症により、ここひと月ほど日中ずっとマスクをしているせいか、
マスクをしていない時にも関わらず、マスクをはずそうとする謎の現象が出てきて
そろそろ辛くなってきた今日この頃です。
世間ではお花見が最盛期(?)を迎えていますが全然羨ましくなんかありません。

…さて今回は、東京・六本木にある国立新美術館で開催されている、
「草間彌生 わが永遠の魂」展 のレポートをお届けします。

ここで簡単に草間彌生さんのプロフィールをご紹介します。
1929年、長野県松本市に生まれた草間彌生さん。
幼い頃から悩まされていた幻覚や幻聴からのがれるために、
水玉と網目を用い幻想的な絵画を制作し始めました。
1957年には単身渡米し、前衛芸術家としての地位を築かれました。
その後活動拠点を東京に移し、数々の個展を成功させ、数々の賞を受賞し、
2014年に世界で最も人気のあるアーティストに、
2016年に世界で最も影響力がある100人に選ばれました。

今回の展覧会は、そんな草間彌生さんの初期から新作までの
約270点もの作品が展示され、彼女自身最大級の個展となっています。

まず最初に目にするのは、今回の展覧会のテーマでもある
2009年から意欲的に取り組む大型絵画の連作である
「わが永遠の魂」です。
約2メートル角の大作が、大展示室の壁を埋め尽くしています。
その姿はまさに圧巻としか言いようがありません。
現在も描き続けられているこの連作は、今や500点にも及び
そのうち130点ほどが今回展示されています。

 

 

初期作品からニューヨーク時代、文学作品に続き、帰国後の作品、
そして21世紀の草間彌生…
平面の絵画から始まり、無数のモチーフから成る立体作品へと続き、
さらには彼女自身の身体を使ったパフォーマンスや
鑑賞者自らが作品の一部になるような感覚を体験できるものまで。
前衛の女王とよばれる草間彌生さんのすべてに出会うことができます。

それ以外にも白で包まれた空間に鑑賞者が水玉型のシールを貼って空間を消滅させる
参加型展示作品の「オブリタレーションルーム」や巨大かぼちゃの展示もあります。

 

展示作品とは別に、外の木にも装飾がされていて
敷地内に足を踏み入れた瞬間から草間彌生ワールドを楽しむことができます。

今回は時間がなくまわれなかったのですが、
「ミュシャ展」が同時開催されています。
暖かくなってきた春の素敵な休日を、新国立美術館で過ごされてはいかがでしょうか。

それでは。

新国立美術館
http://www.nact.jp/

草間彌生 わが永遠の魂
http://kusama2017.jp/

 

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