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こんにちは。岡崎です。
暖かくなったり、寒くなったり、
花粉すごかったりな感じですが、
季節のなかで春が一番好きです。
理由は、ふわふわしてるから。
なんだか落ち着かない感じがワクワクします。
2月末に長くお世話になっているクライアントの本社へ
ご挨拶に行く機会がありました。
このクライアントは九州に本社がある
創業120年を超える老舗メーカーです。
日帰り訪問のため、わずかな滞在でしたが、
東京にはない時間の流れが地方で生まれ育った僕には、
とても心地いいものでした。
今後について多くのお話を伺った中で、
プロダクトアウトという言葉が耳に残り
帰りの道中、空の上でいろいろと考えていました。
商品開発やマーケティングに絡んで出てくる言葉ですが、
プロダクトアウトの対義語にマーケットインがあります。
この2つを簡単に言うと、
————————————————————–
プロダクトアウト
企業側の都合を優先するやり方
マーケットイン
市場や顧客の視点で商品開発をするやり方
————————————————————–
プロダクトアウトでは自己満だけで顧客ニーズはつかめない
マーケットインではイノベーションは生まれない
確かに両方とも正しい部分はあります。
ただ、プロダクトアウトが市場や顧客ニーズを
考えていないとは思っていません。
そもそも手法の前に「何かを作る」ということ自体が、
明るい未来をイメージしているからです。
世の中にとって良くないものを作ろうとする企業や人は
いないはずですから。
過去をさかのぼって考えると歴史のある企業の多くは
プロダクトアウトでした。
当時は「作れば売れる」の売り手市場だったからです。
しかし、経済が成長し買い手市場に突入すると、
日本にもマーケティングの概念が導入されはじめ、
手法はマーケットインに移行していくことになりました。
さらにここ数年はアップルやグーグルなどの躍進で、
再びプロダクトアウトへの転換が強く言われ始めました。
ソニーに憧れていたジョブズのアップルに負けてしまったソニー。
力を失った今の日本企業を象徴しているかのように語られますが、
実際のところは、日本企業は同じマーケットインのサムスンにも
追い抜かれてしまったわけです。
つまり、プロダクトアウトのアメリカ企業に
マーケットインの日本企業が負けたということではなく、
気づかないうちにマーケットインでもなくなっていたのです。
プロダクトアウトでもマーケットインでもない自分たち。
相手の気持ちを大切にする日本人が、
相手の気持ちをつかめていなかった。
この事実は、クライアントが提供する商品やサービスを顧客に伝える
担い手である僕たちクリエイティブエージェンシーも、
加担していたことになります。
そして僕たちは、コミュニケーションの在り方について
変化を求められている時期に来ていることを、
しっかりと自覚しなければいけません。
 

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