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初ブログです。向野です。

初めましてなので、何書こうかな?と考えた結果、大好きなアートアクアリウムについて。

少し前の話ですが、毎年恒例行事のアートアクアリウムに行ってきました。
2011年の日本橋開催から始まり、気づけば6年連続で通っているので、ここまでくると
「行かないと夏が終わらない」…半ば義務のようなものです。

 

今年の日本橋会場のテーマ「江戸・金魚の涼」、会場コンセプトは「竜宮城」。

金魚だけでなく、海の魚も交えた約8,000匹の観賞魚が展示されていました。
会期は毎年7月~9月の2ヶ月間なので好きなタイミングで訪問できるのも嬉しいところ。
アートアクアリウムは2部制で、19:00以降はお酒を片手に金魚を楽しめる「ナイトアクアリウム」に。

週末(金・土)の夜はイベントも開催されるので、オトナな私は週末の夜を目掛けて行きます。

 今回はアルコール無しで、鑑賞に専念しましたー♪

会場は日本橋にあるコレド室町1の5F 日本橋三井ホールです。
大きな会場ではないので、一通り見るだけなら30分かからないくらい。
好みや見る感覚、過ごし方が同じ人と行くとより楽しめると思います。

このアートアクアリウム、毎年来場数が増えて10年で累計730万人だそうです。
私もその中の一人なのですが…なぜ人は金魚に魅せられるのでしょうか。
私も魅せられた一人として少し考えてみました。

・儚さ
・色鮮やかさ
・艶っぽさ
・妖しさ

そんな言葉が浮かびました。

金魚は人の手によって生み出され、様々に形を変えてきた歴史を持つ“観賞魚”です。
金魚の歴史は、およそ二千年前に中国で突然変異によって生まれた赤いフナの仲間が見つかったことに始まるそうです。日本にやってきたのは1502年(室町時代)で、当時は城主や大名しか見ることのできない大変な贅沢品だったといわれています。

江戸時代になると、武士や豪商が屋敷の池で金魚を飼うようになり、金魚は花街を彩る「華」としてもてはやされ、暑い夏には「涼」として素敵に飾られたそうです。そういえば蜷川実花監督、土屋アンナ主演の「さくらん」にも花街の入口を金魚が彩っていましたよね。

金魚は管理しないと通常交配によってフナに戻っていくそうです。
きちんと人の手で管理して、初めて美しい姿が保たれる生き物なんですね。

人が「美」を追求して生みだした生き物だから、言いようのない
「美しさ、妖しさ、儚さ」を感じさせるのかもしれません。

 

とっても綺麗で艶やかで飽きないですねー。個人的には金魚で統一してほしかったですが…
 

◎日本橋から京都へ
さて、アートアクアリウムは日本橋の会期が終わり、次は京都の二条城で~京都・金魚の舞~として
10/25~12/11まで開催されます。
京都・二条城では普段入城できない夜の時間帯に、一般非公開エリアの二の丸御殿中庭、台所前庭、
台所という厳かな空間で開催されるそうです。

と、いうことで行くしかないです。
元来、伝統建造物、和と洋の融合、無機物と有機物の融合など日本人ならではの「美」に触れることが
大好きなのでこの機会を逃すわけにはいきません(*”▽”)
レポートはまたの機会に…。

【おまけ】
ちなみにアートアクアリウムでは「アート」が注目されることが多いのですが、実は生態系を存在させ、魚を生かす知識と技術が自慢なのだそうです。期間中、水槽が美しく保たれ、金魚たちが元気に泳げるのも、その技術と管理の賜物とのこと。ここで泳ぐ魚たちは、栄養価の高い食事、高性能な水質浄化装置、毎日毎晩生体管理スタッフによる世話を受けているそうです。(しかも徹夜で!)展覧会が終わると金魚は元居た金魚市場の池や問屋さんに戻っていくらしいですよ。

 

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