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sato sato
2018.01.08 (月) Category:Design

あけましておめでとうございます!
お久しぶりで申し訳ありません。こんにちは。佐藤です。
早いもので2018年がスタートしてからもう1週間経ってしまいました。。
もっと時間を上手に使っていきたいなと切実に想う今日このごろです…

さて!
今回は2016年品川区にオープンした
建築倉庫ミュージアムに行って来ましたので
そのことを少しお話させてください。

『建築模型を展示しながら保存する』という新しい発想の元で建てられたこのミュージアム。
模型とは本来、建築家の思考プロセスを伝える重要資料であり
非常に完成度の高い彫刻なのだそうですが、
大きい上に繊細で殆どが木や紙で作られているため保存が難しく
日の目を見ずに壊されてしまうことが多いそうです。

そこで、古くから美術品の保存を多く担ってきた「寺田倉庫」が
保管と展示を試みたことが始まりだったそう。

国内外で活躍する日本人建築家や設計事務所による、
大変貴重な建築作品の模型ばかりが集められています。

どきどきしながら中へ入るとこんな感じに…
名前の通り「ザ☆倉庫」という雰囲気です。
約450㎡、天井高5.2mの大空間に合計100棚が並ぶ光景は
正に圧巻!すべてオーダーメイドという白い棚たちに
たくさんの建築模型が置かれています。

定期的に展示品の入れ替えが行われるため、
訪れる度に新しい模型作品を観ることができます。

そんなミュージアムの一番のこだわりは照明だそうです。
一般の収蔵庫の棚とは違い、棚ごとに照明が設置されており、
模型の四方からライトをあてることでより魅力が引き出されています。
また、通路が少し暗く、模型が浮かび上がるような工夫がこらされていました。

実際に建設されている建物の模型から、
建設されることのなかった幻の模型(香山壽夫氏:カトリック四谷聖イグナチオ教会)、
また、建築家の頭の中が垣間見えるような検討模型など、
様々な種類の模型を観ることができます。

気になった作品や設計者の情報などは、館内専用のwebサイトから閲覧することができ、
展示棚に設置されたQRコードからアクセスできるようになっています。

こちらは一番印象に残った
新国立競技場 国際デザインコンクールで最優秀賞を取った模型です。

特に規模が大きく、どれだけの時間がかかったのか考えるとなんとも恐ろしい。。
周辺の街並みや、写真のようにライトアップされたところまで表現されていて
とても美しく、見飽きることのないものでした。

建築を勉強されている方はもちろん、
私のようにゼロ知識でも、模型の美しさ・精巧さや
倉庫という他にはない展示施設に、
楽しめること間違いないと思います!

ぜひぜひ訪れていただきたいのですが、
なんと現在はリニューアル工事中だそうで。。。すみません。。。
2018年4月上旬以降に順次公開されるそうです。
暖かくなってお出かけには丁度良いですね…!

遅くなりましたが
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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