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こんにちは。向野です。
2回ほどブログの順番を忘れ、ようやくの投稿です。

先日、クレイジージャーニーという番組で、私の好きなヨシダナギさんという
フリーのフォトグラファーが出ている回を見たのですが・・・
改めて考えると、好きだなーと思ってるだけで、実はちゃんと彼女のことを
知らないことに気づきました。

2年くらい前に作品を知り、Instagramをフォローしつつ、展示会に行きたいな・・・
と思いながら、日々が過ぎていたので「良い機会だ!」と思い立ちいろいろと
調べてみました。
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【ヨシダナギさん】
★32才の女性
★アフリカ小民族の村で、現地の女性を同じ格好をすることで彼らの懐に入り、
その魅力を伝える作品を生み出している
★独学で写真を学び、2009年に単身でアフリカに渡航
★2017年に「日経ビジネス」誌で「次代を作る100人」
「PEN」誌のPenクリエイター・アワード2017に選出される

■オフィシャルウェブサイト
http://nagi-yoshida.com/

■Instagram
https://www.instagram.com/nagiyoshida/

★経歴
変わった経歴をお持ちで、14才でグラビアアイドルになり、
その後イラストレーターを経てフォトグラファーへ。

★撮影スタイル
部族の女性と同じ格好で撮影をおこなうことは、彼らへのリスペクトを
きちんと伝えるためだそうです。

少数民族であればあるほど、自分たちの文化に誇りを持っていると同時に
白人から植え付けられたコンプレックスが根深いそうです。
でも、だからこそ彼らへの尊敬の念をきちんと伝えれば受け入れてもらえると
感じたそう。そして実際に実行することで彼女の考えを証明しています。

撮影も、少数民族の人たちはおしゃれに長けているので、すぐに
「こうやってポーズを決めて撮りたいんだ」ということを理解してくれるようです。

彼らから積極的な提案もあり、ヨシダナギさんの作品には、とってもいい具合に
相乗効果が生まれているんだそうです。

★ジミーネルソンの影響
ヨシダナギさんは、アフリカの貧困や内戦を伝えたいわけではなく、彼らの持つ
「カッコよさ」を伝えたかったそうです。
(アフリカに興味のない人にも「カッコよさ」を知ってほしい!)

もともと海外旅行の「記録」として写真を撮りだしたので、どうやったら魅力を
伝えられるか考えていたそうです。

そんなときに世界の少数民族をテーマに撮影しているイギリスの写真家
ジミーネルソンの作品と出会い、初めて「作品」としてアフリカの人を
撮っていいと感じ、今のスタイルが確立したそう。

★ジミーネルソンとの違い
ヨシダナギさんはイラストレーター時代に、人より色彩感覚にたけている、
と言われていたので、彼女なりの色彩を活かした写真を撮るようになったそうです。
そして「SURI COLLECTION」という写真集に繋がることになりました。

色鮮やかな色彩はレタッチ加工を施しているそうです。
撮ったままの写真だと、彼女が撮る時に見た色味と違って見えるので、
記憶に残っている色味を再現していく作業、という感じみたいです。
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こうやって調べてみると、

初めて知ったのはちょうどSURI COLLECTIONを発売したタイミングだったんだー

とか

今までは単純に色彩や、少数民をモデルとしてポージングさせているのが「良いな」って
思ってただけだけど、実は彼女の世界観や色彩感覚の魅力に取りつかれ、そして
「少数民族はかっこいいんだぞ」という強いメッセージを受け取ってたんだなぁ

と、いうことを実感しました。

ジミーネルソンというフォトグラファーの存在を知って、それでもなおヨシダナギさんの
作品に魅力を感じたということは、きっとそういうことなんだろ、と思います。

4月から西武渋谷店で写真展が開催されます。
今回こそは必ず行こう・・・!と心にちかい、今日はここまで。

ではまた!

 

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