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先日、テレビをザッピングしていたところ
目がクギ付けになった番組がございました。

 

それは
勝新太郎さん主演の「新・座頭市Ⅰ」です 。

 

調べたところ1976年〜1977年の間フジテレビ系で放映されていたテレビドラマシリーズ。
毎回、豪華なゲスト俳優さんを迎えてお話が展開する一話完結スタイルです。
それを今、CSで再放送しているのですが
毎週録画して、観るのを楽しみにしています。

 

わたくし、時代劇ファンというわけではございません。
なのになぜ、「新・座頭市Ⅰ」に魅力を感じるのか。

 

なんといっても勝さん演じる座頭市のキャラクター。
シャイでおちゃめで孤独で優しい、それでいてメッポウ強い!
鮮やかな殺陣シーンは目にもとまらぬ早業で人を斬って斬って斬りまくりまくります。
早業すぎてなにがおこったのか理解できぬ時もあって
そんな時はプレイバックして何度も確認するのですが、それでも目が追い付きません。

 

ダイナミックかつ繊細なカメラワークにも驚かされます。
完璧すぎてドラマというよりは映画をみているような気分になります。

 

村井邦彦さんが監督をつとめる劇中の音楽も多種多様でカッコよく
各シーンにドンピシャにはまっていて「これでもかっ!」というほど気持ちを高揚させてくれます。

 

全話観たわけではないのですが、今のところ一番のお気に入りは
「第17話 母子道に灯りがともる」です。
ゲストは勝さんの奥さんの中村玉緒さん。

 

真俯瞰からの薪割りカット。導入部からインパクトがあります。
ローアングルでとらえた風に舞い散る大量の落ち葉。
少年が時折転げまわりながらもひたすら走るやるせないシーン。
などなど魅了されます。

 

夫を殺されたという役どころの玉緒さんが極道の親分に仇打ちするのですが
玉緒さんがドスで親分を刺して刺して刺しまくりまくってる背景で
勝さんが仕込み刀で手下どもを斬って斬って斬りまくりまくるシーンは圧巻。

 

私の文章力では魅力を十分に伝えられないのがもどかしいです。
百聞は一見に如かず。ぜひぜひ、観ていただくことをお願いします。人生変わります。
ちなみに「新・座頭市Ⅱ」、「新・座頭市Ⅲ」もあるもよう。
DVDボックスも出ていますがネットだと時代劇専門チャンネルで楽しむことができます。

 

 

●歌いまくる勝新太郎 | Pヴァイン・レコード | 勝新太郎
帯のコピー”あなたの胸に歌で斬り込む豪快、勝新太郎の魅力のすべて! ”
わたくしは「サニー」に斬り込まれました。

 

左から
●おこりんぼさびしんぼ | 廣済堂文庫 | 山城新伍(著)
勝さんと兄の若山富三郎さん、まわりを取り巻く映画人たちの興味深いエピソードが満載。

●因果鉄道の旅 | KKベストセラーズ | 根本 敬(著)
マンガやインタビュー時のエピソードからなる勝新太郎さん評伝ページあり。

●[アルファの伝説] 音楽家 村井邦彦の時代 | 河出書房新社 | 松木 直也 (著)
座頭市関係の詳しい記述はないのですが村井さんの偉業に圧倒される一冊。

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