こんにちは。小学三年生の子持ち・岩澤です。
先週まで息子が夏休みだったのですが、夏休みといえば、恒例行事の一つに「自由研究」がありますね。
この自由研究、僕が小学生だったときは割と好きな宿題だったんですが、息子的にはあまり興味が高まらないようで、毎年テーマがなかなか決まりません。
テーマ決めを息子だけに任せて放っておくと、夏休みが終わってしまう可能性が高いので、我が家では例年親の方からアイデアを提案し、強引に話を進めています。
コロナと猛暑と長雨で、外に出る機会もほとんどなくなってしまったこの夏、ささやかな思い出のひとつにできたら、と、息子が楽しめそうなテーマを考え、たどり着いたのが「手作りラーメン」。
もともと食に執着の弱いうちの息子ですが、数少ない好物の頂点がラーメンでして。であれば、その好きなラーメンを一度自分の手で作ってみるというのもちょっと面白い経験になるのではないか、と。
今回は、そんな背景で取り組んだラーメン作りの模様を、紹介したいと思います。
構 想
まずはどんなラーメンが作りたいか、絵に描いてもらうことにしました。
美味しそう。
自由研究にはもっとこう、麺がレインボーだったり
謎なオブジェ(ロボとか)が刺さってるみたいなのでも面白いなと思ってましたが、
息子的には味重視のようです。
こちらを完成図に、材料を書き出していきます。
ちなみに、コーラは歯が溶けるので却下です。
計 画
ゴールは決まりましたが、道筋はまったくわからないので
ネットを駆使してレシピを探します。
麺(アレルギー持ちなので卵抜き)、
スープ、チャーシュー、メンマ(擬似)など、
それぞれ作り方調べながら、
麺のタネを寝かす時間、いろいろ煮込んだりする時間、
鍋やコンロの混み具合など
考慮して作る手順を整理します。
【参考にしたレシピの一例】
・麺
https://cookpad.com/recipe/5284019
・スープ
https://www.suigo.co.jp/blog/chicken-carcass-recipe
https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/card/706198/
https://erecipe.woman.excite.co.jp/detail/351b214915becdfe2fcb43a117c84f97.html
・メンマ(偽)
・チャーシュー
https://recipe.sp.findfriends.jp/?pid=recipe_detail&id=7819
決 行
お盆休みのある1日を、ラーメン作りの日に決めました。
当日は雨が降っていたので、家にこもるにはちょうど良かったです。
まずは近所のスーパーへ二人で行って、材料を買い込みます。
時刻は13時半。
作ったラーメンが今日の夕飯になる算段です。
ラーメンなど作ったことのない親子二人、味の予測は全くつかないまま調理開始です。
step 1
麺のタネを作ります。
レシピ通りの分量なんですが、なんだかボソボソ。
全然まとまらないけど大丈夫かな?
step 2
タネを冷蔵庫で寝かしている間に、具の一つ、鶏を茹でます。
何気に息子ははじめての包丁。
慎重に扱うよう、危険をとうとうと語り聞かせ
十分にビビらせた上で長ネギを切ってもらいました。
鶏肉に下味をつけて、鍋に投下。茹でます。
step 3
冷蔵庫から麺のタネを出してもみもみ。
そのあと全力でこねつけるおじさん。
step 4
次に作るのはチャーシュー。
紐で縛った豚肉をまず焼いて、汁で煮ます。
step 5
チャーシューの隣の鍋で、ガラスープに着手します。
作ってみて気づきましたが、とにかく長ネギと生姜をたくさん使います。
ちなみに鶏ガラに手で触れたのも、直接見たのも初めて。(スーパーで買えてよかった)
手にしてよく見るといろいろと生々しく、貴重な経験でした。
step 6
本物のメンマを自宅で作るのはハードルが高すぎたので、
筍の水煮を使って代替品を作ります。
ざっくり細切りにして、タレで炒めます。
step 7 ・・・・・・・・・・・・・・・
この辺りで鳥とチャーシューが完成。
擬似メンマが焦げました。
step 8
いよいよラーメン作りの山場の一つ。麺を切ります。
未だひとかたまりになりきらないタネを無理やり丸めて
3等分にし(家族分)、麺棒で薄く伸ばします。
卵抜きの影響もあってなのかめちゃめちゃ硬く、
最終的には僕が全身の力を使って伸ばしました。
伸ばしたタネを折りたたんで、細切りにしていきます。
(ここで、子供用のセラミック包丁が見つかりました)
全部切り終わったら、わしゃわしゃっとほぐして
ラップで1玉ずつくるんでおきます。
しかし見るからに太いですね。
step 9
ここで番外編(?)。
始めに書いてもらった絵にあった、オリジナルどんぶり作りです。
百均で買った器にサインペンで描いてもらいます。
息子曰く、今回のラーメン作りで、
一番楽しかったのはこれだったそうです。
楽しいポイントがあってほっとしました。
step 10
そろそろガラスープも仕上がってきた感じ。
別の鍋で、ゆで卵やほうれん草のおひたし、めんつゆ(かえし)など作っていきます。
step 11
ひと通り具もできたので、いよいよ最終工程に入ります。
麺を茹で(結局3玉いっぺんに茹でた)、
かえしをガラスープで割り、具を盛りつけていきます。
step 12[完成!!]
なんとか夕飯の時間に間に合いました。
(画面端に、保険で作った冷しゃぶサラダがチラ見えしていますね)
麺が細く切れなかったのでどうかなーと思っていましたが、
なんとか世間的にありそうな太さに収まったと思います。
さっそく、家族で実食です。
うん。
これは、うん。全然食べられます!(ハードルが低い)
というか、結構美味しい!
麺が武蔵野うどんくらい固いですが、
重曹の匂いが影響しているのか?ちゃんとラーメンっぽい風味が感じられます。
息子もしっかり完食して、初めてのラーメン作りは大成功でした!
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今回わかったこと
◎ラーメン作りはとても疲れる(半日立ちっぱなし・麺作りで全身の力を使う)
◎麺の太さはバラバラでも、食べるときには気にならない
◎セラミック包丁でも普通に指は切れる(息子がちょびっと怪我しました)
◎子どもが書いた料理の絵は美味しそう
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半日がかりの手作りラーメン。
とてつもなく疲れましたが、それでもめっちゃ楽しかったので、
また別の料理にもチャレンジしてみたいと思います★