2013年、年明けも1週間が過ぎて、セガナスタッフ一同、
早くも本調子です。
そこで、クリエーターの営業トークは先ずは国語力を磨くことから
始めよう！
本年もどうぞよろしく。セガナ代表　長勢　覚史

クリエーターのためのコミュニケーション・トーク。
（相手の信頼を得るために、」自分のトークをチェックしよう。）

コンセプト、アイディア、企画、デザインやコピーの意図をクライアントはもちろん、
社内打ち合せや社外スタッフに対して正確に伝えられかどうかは本人の国語力による。
言葉の軽さ、意味不明、結論先送り防ぐ正確な言葉使いでコミュニケーション力を鍛えよう。

文化庁の2012年9月21日 国語に関する世論調査 によると、「自分の言葉に気を使う」人は
04年度調査より７ポイント増えて78％に上っている。コミュニケーションへの意識が高まったものの、
文化庁は「言葉を意識する人は増えたが、本来の使い方を身に付けることにはつながっていない」と
している。言葉に気を使う人を年代別で見ると、50代までは80％を超えたが、60歳以上では69％。
他人の言葉遣いが気になる人は07年度調査より５ポイント増えて76％となった。

また、56％が初対面の人との会話を「苦手」と答え、「得意」の43％を上回った。会話が苦手な人に
難しい点を複数回答で尋ねると「相手に不快感を与えないようにする」44％、「気持ちが伝わるように
話す」36％―などを挙げた。

最近、よく耳にする言葉も調査、その事例が紹介されている。

事例の（1） 一つ返事、または二つ返事（で快諾する）（で引き受ける）
正解は、「はい」を二つ重ねて返事をすること。慣用句や言葉の意味で、快く承諾する
「二つ返事」を「一つ返事」と誤った人が46％に上った。「二つ返事」と正しく答えたのは43％。
「一つ返事」という誤りは50代以上で目立った。

事例の（2） 「失笑する」の正答率は28％。16～19歳が９％で、年代とともに上がり、
60歳以上は40％だった。失笑（しっしょう）の正解は、おかしさに堪えきれず、ふきだして
笑うこと。（広辞苑）笑ってはならないような場で、あまりのおかしさに、思わずふき出してしまうこと。
こらえ切れず吹き出して笑う意味の「失笑する」を６０％が「笑いも出ないくらい あきれる」と
誤答している。

事例の（3）「にやける」を本来の意味の「なよなよしている」と答えたのは15％で、
77％は「薄笑いを浮かべる」と間違えた。

事例の（4）「うがった見方をする」は、「物事の本質を捉える」を意味する。
48％が「疑ってかかる」と誤答した。

事例の（5）「うわべだけの巧みな言葉」は57％が「口先三寸」と間違え、正解の「舌先三寸」は23％。

事例の（6）漢字の読み方も尋ね「他人事」を「ひとごと」と正答したのは30％で、
54％が「たにんごと」と読んだ。

事例の（7）「一段落」を本来の「いちだんらく」と読めたのが54％だったのに対し、
「ひとだんらく」と読んだのは38％。

言葉に気を使う人を年代別で見ると、50代までは80％を超えたが、60歳以上では69％。
他人の言葉遣いが気になる人は07年度調査より５ポイント増えて76％となった。

言葉に責任を持たなければならない政治家の言葉の乱れや、軽さで言葉本来の意味が
崩れてきている。その幾つかを紹介しよう。

（1）直ちに（影響はない）
「はっきりといつといえない、言えば自分が責任を取らされる」

（2）後日（報告します）、近いうち（に解散する）
「今、言うと自分の詰めの甘さがばれる」

（3）（政治）（この仕事に）生命をかける
「とりあえず言ってみただけ、生命はかけません」

（4）想定外（の出来事）
「理解したくない、受け入れたくない」

私たちの日常でよく耳にしたり、言ってしまう言葉」がある。
誤解される言葉、言葉使いの幾つかを紹介する。

（1）はあ～？
「軽くバカにする雰囲気、相手を見下す」「私はあなたをばかだと思っています」

（2）検討する（させてください）
「断りたいけど、先延ばしする」後ろ向きの返事、前向きの返事の場合
「○日、○時までに連絡します、日時の指定がある、指定をする。

（3）意味がわかんない
「理解したくない、受け入れたくない」

（4）近々（にお知らせします）
「お知らせしないこともあります。アテにしないでください」

（5）ぶっちゃけ（の話し）
「本音の話し、ここだけの話し、思ったことや知っていることを
意図的に隠さず言ってしまうこと」

（6）お疲れさま（です、でした）
「目上、目下の微妙な関係、親近感、取りあえず言っとく枕言葉」