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iwasawa iwasawa
2012.03.12 (月) Category:LIFE

■あの日から1年

1年前の3月11日・金曜日、
弊社は旧社屋からの移転のため、社員総出で引っ越し作業を行っていました。

全員で昼食を終え、
午後の作業が始まり、気分も乗って来たころ、
あの地震が起こりました。

僕は丁度細長いイスに乗って天井の照明をいじっていたところで、
数秒間はロデオやサーフィンよろしく、揺れるイスの上でバランスを取っていたのですが、
他社員の神妙な様子に我に返り、飛び降りました。

そして各自一斉に机の下に潜り込んでひたすら揺れが収まるのを待ちましたが、
自分がかつて経験したことのない強さ、一向に収まらない長さの揺れの中で、
社内の壁がグニャグニャとしなる様子から目が離せず、
「コンクリートってこんなに柔軟なんだ」と場違いなことを考えていたのを覚えています。

その後はまぁ皆さんもご存知の通りの有様でしたが、
業務の都合上土日中には引っ越しを完了しなければならなかったため
やむなく作業を続行し、夜帰れる者は帰宅し、
13日(日)、なんとか現社屋への移転を果たしたのでした。

あれから1年。
今振り返ってみると、「変化」というものを強く意識させられた1年だったと感じます。

まず、世の中の状況を大きく変化させてしまった「震災」については語るべくもありませんが、
僕個人の事件としても、「子宝を授かる」という大きな変化が起こりました。

まぁ「子宝」は極私的な話ですが、この混迷した時代、
個人の生活レベルでも、ビジネスレベルにおいても、
あらゆる面で僕たちを取り巻く状況はめまぐるしく変化していくものと予想されます。

変化の連続・未知なる世界にどう対応していくかという問題は、
僕だけでなく、今後多くの方のテーマとなっていくのではないでしょうか。

そこで今回は、日ごろ僕がなんとなく意識的に行なっている、
変化に対応するためのささやかなトレーニング(?)方法を紹介しようと思います。

申し遅れました。ADの岩澤です。



■変化にひるまないメンタリティ・好奇心を育てる

これから僕がしようとしているのは、
この技術は押えておいた方がいい、とか、
これからはこの分野を勉強した方がいいですよ、とか、
具体的な何かに対して対策を練るような話ではありません。

それ以前の、
何が起こるか分からない「未知」に対応するための心構えといいますか、
普段の生活態度に関するお話をしようと思っています。



ごく個人的な話ですが、先日、ノートパソコンを買いまして。

去年からずっと「ノーパソ欲しいな」とは思っておりまして、
一念発起、数ヶ月貯金して、BTOのノートPCを買ったんですが、
実は僕、これが初めてのノートPC、そして初めてのWinマシンなんですね。

大学時代にパソコンに触れてから今まで、
プライベートも仕事も全てMacで来てるんですが、
今回は特に深い理由もなく、未体験だからということだけでwinにしました。
(実際問題としてmacbookが高くて買えない、というのはありましたが)

また苦労して買ったはいいものの、
特に必要に駆られて買ったわけではなく、
「ノートパソコンが欲しい!かっこいいから!」という
勢いのみだったため、後付けで使用目的を定めることにしました。

色々と考えて、自分のホームページを作ることにしました。
ちなみにウェブ制作の実作業的な知識はほぼゼロです。

まったくの趣味として始めたので、お金も手間もかけるつもりはなく、
専門のソフトも使わず、フリーのテキストエディタでチマチマと始めたところです。

あまりにも祖末で、内容もスカスカ(取りあえずtwitterの方と同じようなことを入れてます)、
リンク等も不完全でサイトとして機能できていませんが、とりあえずこんな感じです。

http://103.xxxxxxxx.jp/




と、唐突に僕の近況をお話しましたが、
これがつまり「変化に対応するためのトレーニング」の一環なのです。

薄々、あぁそういうこと、と見当がついた方もいるかもしれませんが、
日常生活の中で積極的に、何かしらの「未体験要素」をプラスしていく
というのが僕が考えた方法です。

「変化に対応する」というのは、
「未体験の事象に対して的確に処理する」ということで、それに必要な能力としては、
「柔軟性」だったり「幅広い知識」だったりあるいは「度胸」だったりします。

「柔軟性」「知識」「度胸」etc…
それらをどうやって磨いていくか、といえば、
場数を踏む、つまりより沢山の「未体験」を経験するのが一番の近道です。
プライベートな時間でも積極的に外に出たりさまざまな趣味を持った方がいい、
というのはそういう意味もあるのです。

ただ特に僕達の業界では仕事の時間が長すぎて、
プライベートでの自由な時間が持てないというケースはしばしばありますし、
また別の問題として「新しいこと」と言われても何をしていいか分からない、
という人も多いはず。
(一般論のように書きましたが両方とも僕のことです)

そこで、何か大きな目標をぶち上げて実行するのではなく、
「小さな変化」を思いつくまま日常的に積み重ねるというのが
現実的で気軽に実践できる方法だと思いました。

自分の好きなことや必要な行動を軸にするのがポイントで、
そこに、それまでやったことのないことや選ばなかった選択を
「ついでに」「折角だから」とプラスすることで自然に自分の中の幅が広がっていくのです。

上述の例では「ノートパソコンを持つ/windowsを選ぶ/ホームページを作る」
というのが僕的未体験要素ですが、
たとえば本を買いに行くとか夕飯を作るとか、
普段の生活の中に「未体験」をプラスことで以下のようなことが考えられます。


・本を買いに“降りたことのない駅の本屋へ”行く

・夕飯に“作ったことのない料理”を作る

・“今まで選んだことのない種類の”服を買う

・通勤時、“いつもと違うルートで”駅まで行く


それ自体は他愛もない行動かも知れませんし、
その行動自体が仕事上などで実益をもたらすことは稀でしょう。

しかし、こういったことを日常的に意識的に行なうことで、
自分の「未体験」を見つけようとする意識がそれまでよりは働くようになると思います。

そうして少しずつ自分をアップデートしていくことで、
意識や感覚をフレッシュに保てる他、
新しいこと・未体験の事柄に対して抵抗感が薄くなり、
それを楽しもうとするポジティブな方向で受け止められるようになっていきます。

また、それまでの自分の悪い意味での「こだわり」がなくなっていき、
徐々に自分の中の「許容範囲」が広がり、
デザイン制作にも大切な柔軟性・多様性が高まっていくのではないでしょうか。
(たとえば件のノートPCですが、あえてデザインにこだわらず通販で買ったところ、
かなりダサめなモノが届きましたが、今では逆に愛着が芽生えて来ています(笑))



■最終目標

「変化(=未知の領域)を前向きに受け止め、状況をいい方に持っていくメンタリティ」を
育てることを目標にしていますが、これは実はその先を見据えた行動でもあります。

つまり「変化に対応する」ことに加えて、
逆の「変化を作り出す」ことにも有効なのでは、ということです。

常に「今までと違うこと」を探す意欲は、当然デザイン制作においても有用です。
普段からそういった思考に慣れていれば、その分新鮮なアイデアが出やすくなりますし、
もしかしたらそのアイデアは世の中にとっても「新しいこと」であるかも知れません。

個人的な備えが、世界に変化を生み出すことにつながっていったら、
それはとても面白いことではないでしょうか。

「最近どうもマンネリ感にとらわれてるんだよね」という方、
ぜひ自分に合った思考のリフレッシュ法を探してみてください。
人生がちょっと刺激的に変わるかも知れません。

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