こんにちは。
グラフィック&ウェブ制作会社
株式会社セガナ・クリエイティブで
デザインに向き合っている生き物
向ちゃんです。

さて、みなさん。チラシやカタログ、Webサイトを作りたいな、と思ったら制作会社を探して『デザインをお願いします』と依頼しますよね。

でも実は、その『デザインをお願いします』の一言を受けてイメージする内容は、依頼側と制作側でかなりかけ離れていたりします。

そしてその差が「予算」「進行」「仕上がり」「運用結果」に影響を与えて、不満を感じる結果に終わることも・・・。

この認識のズレを知っておくと、期待値に合わせた制作内容のすり合わせができて、満足のいく制作ができるかもしれません!

『デザインしてください』は『課題を解決してください』ということ

カタログ・チラシ・Webサイトなど、何かしらを作るとき、デザイン会社やデザイナーにデザインを依頼します。この時に必ず使う『デザインしてください』という言葉。依頼する側としては

『デザインをお願いします』=『いい感じに作って下さい』

というつもりで使っていますが、それを受ける制作会社やデザイナーは

『デザインをお願いします』=『クリエイティブで課題の解決を提案してください』

という意味に受け取っています。いわゆる、よく「デザインは見た目をつくることだけじゃない」という言葉は、ここから来ています。

制作会社やデザイナーは「課題を解決する」という意識で依頼を受けているのですが、依頼側にその認識が無いので、ここに双方のギャップが生まれます。その結果、認識のズレが発生します。

  • なんでこんなに高いの?
  • なんでこんなこと聞いてくるの?
  • なんでこんなに時間がかかるの?

もしかしたら、このような「デザイン制作の不満」には、デザインに対する認識のズレが関係しているのかもしれませんね。

『デザイン』で最初に考えることは、だいたいデザインのことではない

制作会社やデザイナーは、『デザインしてください』を『クリエイティブで課題の解決を提案してください』という意味で捉えます。

となると、はじめに考えることは「デザインのテイスト」ではなく「この人はどんな問題を解決したいのかな?」ということなのです。

そしてそこから

  • なぜその問題が発生しているのか?
  • 現状は何がダメなのか?
  • デザインすることで、どんな目的を達成したいのか?

という疑問に発展していくのです。

デザインを依頼された時に考えていること

では、『デザインしてください』と言われたら、制作会社やデザイナーは具体的にどんなことを思うのでしょうか?ちょっとだけその中身を見ていきましょう。

パンフレットを制作する場合

例えば、とある会社で新商品を作ったとします。そして、販促用にパンフレットを作ろう!となりました。その場合、もちろん制作会社に「新商品の販促用パンフレットを作ってください!」とお願いをします。

その時、制作側はこんなことを考えながら、依頼主の話を聞いています。

Webサイトを制作する場合

例えば、コーポレートサイトのリニューアルをしたいと考えているとします。今のサイトは見た目の印象が古く、今っぽくないとします。さらに情報を探しにくく、使いにくいサイトになっています。

ということで、さっそく制作会社にコーポレートサイトのリニューアルをお願いしました。

その時、制作側はこんなことを考えながら、依頼主の話を聞いています。

デザイナーはクリエイティブで課題解決する専門職

どうでしょう?思っていた以上に想像と違うのではないでしょうか。個人的な意見としては、私のイメージとは全く違っていました。

デザインがこんなにロジックと数字で成り立っているなんて思いもしませんでした。

依頼側が『見た目をいい感じにしてほしい』と思っているその瞬間、制作側は全く違うことを考えているのです。

とはいえ

課題解決とかそんな大層なこと求めてなくて、ただ見た目をいい感じに変えてくれればいいだけです。

いろんなことを考えなくても、こちらの希望どおりいい感じにしてくれればよいのです。

そんな声もあるでしょう。

ですが、よく考えてみてください。「見た目を変えたい」ということは、「変える」理由があるのです。お金を使って何かを変える(作る)のに、理由がないことなんてありません。

売上をあげたい
認知拡大したい
来店誘導をしたい

など目的は必ずあります。制作会社やデザイナーは、それらの目的や課題をクリエイティブで解決する専門職なのです。

まとめ

「デザインをする」とは

依頼側:見た目をオシャレにすること
制作側:相手の課題を解決すること


この差をお互いに認識して、すり合わせよ。ということです。

そして「課題を解決してくれるつもり」の制作会社やデザイナーに「見た目だけ作る」ことしか求めないのは、とてももったいないということを声を大にして言いたい。

もちろん場合によっては「見た目だけ整えればよい」ということもあるでしょう。

でも、せっかくお金を使って何かを作るのであれば、作ったものが会社の目的達成に貢献するものであってほしいですよね。

「オシャレなものができてハッピー」で終わらせず

「売上が上がった」
「ファンが増えた」
「問い合わせに繋がった」
「営業がしやすくなった」

という結果に繋げるため、認識のズレは早めに埋めて、ぜひ制作会社と一緒に課題解決をして下さい!

これ注意

『デザインをしてください』を『課題解決を提案する』と考える会社と、そうでない会社があります。

事実として、単純に言われたものを言われた通りに制作する会社もあるので、そういう意味でも制作会社と自分たちの認識を早めに合わせておいた方がよいです!!

おまけ

この認識ズレ問題、個人的には根が深く、なかなかそのズレを埋められない問題だなぁと思っています。わたしだって、デザイン会社に入るまでは、デザイン=オシャレ~キャッキャウフフとしか思ってなかったです。

でも実際はほぼソリューション提案。リサーチと把握と課題解決の提案。

デザインにそんなもの求めてない!

正直、そういう人の方が多いよ、と思います。その通りだと思います。わたしも、かつてはデザインに課題解決なんて全く求めてなかった。とりあえずダサいデザインがほんとに嫌!くらい。

でもね。セガナに入って思ったんですが、クリエイティブって本当に課題を解決できるんです。なぜなら、課題解決を念頭に置いてデザインを設計するから。

ちょっと本当に感動する。

なので、ぜひ一度だまされたと思って、課題解決の相談を制作会社やデザイン会社にしてみてほしい。

そしてそれがセガナ・クリエイティブだと嬉しいな!

めっちゃ宣伝!

セガナ・クリエイティブでは
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