こんにちは。
グラフィック&ウェブ制作会社
株式会社セガナ・クリエイティブで
デザインに向き合っている生き物
向ちゃんです。
2021年最後のブログは短めでいきます。そして↑の画像は目に辛いです。
今回のテーマは
『え?そうなん??知らんかった。デザインの勘違い』
です。ネタが増えたらシリーズ化しようかな・・・。え?いらん?
デザイナー・クリエイティブの専門性【勘違い編】
突然ですがみなさん『デザイナー』とか『デザインできる』と聞くと、それだけでこう思いませんか?
- センスがいい
- 見た目をいい感じにできる
- なんか分からんけどすごい
などなど。。。まとめてみるとこんな感じでしょうか?
- Illustratorを使える → 専門性がある
- Photoshop職人 → 専門性がある
- (番外編)コードがかける → 専門性がある(まぁ、ある意味確かに)
単刀直入に言います。これら全部勘違い。私もそう思ってたけど
か ん ち が い。
確かに↑は『特定のアプリケーションを使いこなす』というスキルではあります。でもこれ、デザイナーとしての専門スキルではないのです。
なぜかというと、これはいわば「わたし、PowerPointとExcel使えます!」って言ってるのと同じだから。
だから
- 今どき、イイ感じのデザインとか無料アプリとかで全然できるよね
- Webも自分で作れるんだから、わざわざ高いお金出して制作会社に頼むなんて無駄
みたいな発言は「提案資料作るとか超簡単じゃん。パワポで作ればすぐできるよ。」と言ってるのと同じなのです。
さぁ、みなさん。準備はいいですか?
何を言ってる!!!その提案の中身を考えるのが大変なんじゃー---------!!!
(# ゚Д゚)
そうです。デザインの制作ツールが使えることが『専門性』ではないのです。この勘違いがデザインの勘違いを生んでいる気がします。個人的に。
デザイナー・クリエイティブの専門性【デザインしない人的認識】
ということで、わたしがデザイン会にこっそり生息する生き物として個人的に考えるデザイナー(クリエイティブ)の専門性はこちらです。
- コミュニケーション設計ができる
→ 理論・知識・コミュニケーション
- 設計に基づいて表現することができる
→ 知識・技術
- デザインの根拠を説明でき、かつ相手が納得できるストーリーを組み立てることができる
→ 理論・プレゼンテーション
これらができて、初めて専門性がある、と感じます。
ちょっとハードルが高いのでは?と感じる人がいるかもしれませんが、誰かの目的をクリエイティブで達成する仕事に就いている以上、必要な能力なのではないかと思うのです。
クリエイティブ職・デザイナーに必要な知識と能力
ちなみにデザイナーには、パッと思いつくだけでもこれだけの知識が必要だと考えています。。もちろんトレンドを含めた情報収集能力もとても大事。
・人の心理に対する知識
・心理からの行動に対する知識
・表現から行動を誘導する知識
・ワード(言葉)に対する知識
・各メディアのトレンドに対する知識(情報)
(印刷、Web、SNS、広告)
・表現(配色・フォント・構成)が人に与える心理に対しての知識
・各メディア(印刷、Web、SNS、広告など)に対しての基本的知識
↓
(その上で・・・)
・もちろん表現する能力!
・デザインの意図を言語化し、相手に伝える(伝わる)能力
・情報収集能力(必要な情報を必要な時に)
これらの知識があって、そして実現するスキルがあって初めて『すごい!さすが専門職ですね!』と言えるのではないかと思います。
とはいえ、これは理想論。これらを100%できる人なんて、ごくわずかかと思います。
でも、この理想を追い求めてデザイナーは頭を悩ませながら日々、制作に向き合っていると思うのです。
逆を言えば『ただ素敵な見た目を作ってるだけでは、専門職とは到底言えない』ということです。(素敵な見た目すら作れないのであれば・・・ねぇ・・・もう・・・ほら・・・)
まとめ
llustratorやPhotoshopなどの制作アプリケーションが使えるのは、ドキュメント作成アプリケーションのPowerPointやExceが使えているのと同じ。
アプリケーションを使いこなせるのは、一つのスキルではあるけどそれはデザイナーの専門性ではない。断じてない。
↓
デザイナーやクリエイティブの専門性は
あらゆるクリエイティブによる手段と知識をもって
お客様の目的を達成させられること
つまり
- コミュニケーション設計ができる
- 設計に基づいて表現することができる
- デザインの根拠を説明して相手を納得させることができる
こと。
なので、グラフィックやWebの制作会社を探すときは実績・自主制作の美しさやネームバリューではなく、本来の意味での「専門性」を持ってるかどうか、ということを視野に入れて検討することをおススメいたします。
過去実績を披露されても素直に感動せず、いろいろ突っ込んで質問してみましょう!その答え、対応、雰囲気、態度など総合的に見て「信頼できるかな?」という人(会社)に頼むのが絶対絶対絶対いいです!
それでは良いお年を~!メリクリ~!( ´Д`)ノ~バイバイ
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