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50~60年代、日本の広告業界、とりわけ広告表現に大きな影響力をあたえたアーチスト、二人についてお話しする。

ベルギーの画家「シュールレアリズム」のルネ・マグリットMagritte(1898〜1967年)とグラフィックと映像で時代をリードしたソウル・バス(1920〜1996年)。広告デザインや映像の世界に及ぼした影響力は計り知れない。
ベルギーの画家「ルネ・マグリット」の回顧展が東京六本木の国立新美術館で開催されているので、足を運んだ。

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[ゴルコンダ]

現実を超えた世界を描く「シュールレアリズム」、山高帽の画家としても有名だ。代表作の「ゴルコンダ」はほとんどコピペの世界だが、1人ひとりの山高帽の人物の表情や向き、アングルが全て異なる。そして浮遊感。私の好きな作品の一つが空に浮かぶ巨大な石の固まり「ピレネーの城」、「現実の感覚」で圧倒的な存在感で観る者に迫ってくる。そして「光の帝国」はマグリットの最も成功した作品といわれ、あまりにも有名だ。

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[ピレネーの城]

この二人に共通しているのは、いい意味での「裏切り」視点である。見る人の「期待=ものの見方」を裏切る。異物を混入させて意表を突く。
ソール・バスはコマーシャル・デザイナーとしてスタートしたが、実は、マグリットも美術学校を卒業後、一時期生活のため広告、商業デザインの仕事をしている。
雑誌広告の作品が残っていて興味深い。マグリットの絵が広告的表現で分かりやすいのはデザインの仕事をしていたためともいえる。我々の最大の役割は、広告であれ、キャンペーンであれ、常に新しいアイディア、新しいビジュアルを考え出して提案することである。ときには行き詰まるし、苦しい時間が過ぎていく経験をしている筈だ。そう、困った時の「マグリット」、必ず何がしかのヒントを与えてくれる。

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